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徒然なるままに、気の向くままに、書き綴るブログ

花瑠璃

   

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雨女

雨女
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去年も描いた雨女。。。
ほの暗い雨の降りしきる中、
うすぼんやりとした光に照らされて、
嬉しそうに微笑んで立って巫女姿の女性。
なんて怖すぎです。

個人的に、雨女は元気で可愛いイメージです。
「雨降らしちゃいました!てへへ☆」みたいな感じです。
雨蛙や紫陽花も良いですね。
今回は紫陽花は描いてないのですが、雨蛙を描きました。
妖怪の薄気味悪さはを残したいという想いの現れということで。。。

ちなみに、管理人は雨が好きです。
雨の日に室内で読書するのが癒しです。
雨ってどうしてこんなに落ち着くんだろう。。。
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橋姫

橋姫
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橋姫といえば宇治橋が有名です。
『源氏物語の宇治十帖』にも宇治の姫君二人(大君&中の君)
のことを橋姫と描いているシーンがあります。
「愛(は)し姫」から橋姫が来ているという説もあるくらいなので、
綺麗な妖怪なのではと思うのですが。。。

妖怪の橋姫は嫉妬深く、醜くて伴侶がいないらしいです。
石燕先生の絵には松やに鉄輪をつけて、
丑の刻参りのような格好をした橋姫が描かれています。
さらに川が氾濫しているかなり怖い絵です。

橋姫のいる橋の上で他の橋を褒めると厄災にみまわれるとか。
ちょっと怖い伝承などがあります。

なので美人なのに凶暴な性格で、
浮気なんてしようものなら、武器を振り回して
男性を追いかける的な感じでしょうか。

絡新婦

絡新婦
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「じょうろうぐも」と読みます。
女郎蜘蛛はメスが子供を育てるために、オスを捕食するそうです。
それが由来なのでしょうか。。。
男性の諸々を食い尽くす遊郭にいる女性みたいなイメージがだぶったのかな。
まぁ、それは男性目線の見解で女性目線では全く違う見解が得られそうです。

絡新婦は色々な伝承があってかなり好きな妖怪の一つです。
有名なのは『賢淵』でしょうか。

後、京極夏彦先生の小説にも『絡新婦の理』というのがあります。
「あなたが蜘蛛だったのですね。」と桜の舞い散る中で、
京極堂もとい中禅寺秋彦が犯人に問うシーンから始まるのですが、
幻想的な始まりで、とても印象的です。

イラストはちょっと去年とは変えて、鳥山石燕先生を踏襲せずに描きました。
日本画でも洋画でもイラストレーターでも、美人画が好きです。
毒々しいものも、爽やかなものも良いですね。

紅葉狩・雨女

紅葉狩・雨女
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紅葉狩と雨女、
「今昔百鬼拾遺 霧」の女性妖怪。
鳥山石燕先生の絵はいかにも妖怪なのですが、
個人的に女性の妖怪は美人が良いなぁという
思いで描いています。

美人な妖怪に心を奪われてしまった男とか、絵になりますね。
「紅葉狩」はその男性に退治されてしまいますが。。。
「高砂」と同様、能の演目などにもなっています。

「雨女」は巫女さんが雨乞いした姿に近いらしいです。
昔から特殊な力を持つと思われてしまった人は
崇める対象であるとともに、畏怖の対象でもあったようです。
それが、神格化されたり、妖怪にされたり、
人間の思考って面白いですね。

天狗・幽谷響

tengu
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鳥山石燕が描く「天狗」は所謂「天狗」ではなく、鳥っぽいです。
長い鼻はちゃんとした嘴で、鴉天狗に近いと思います。

「幽谷響」に関しては、面白いです。
現代なら山に音が反響して返ってくると分かっています。
でも、当時は妖怪の仕業だと思われていた。
こうやって絵を見ていると、時代によって失われていく
日本の文化を見ているような気がします。
科学の発展は妖怪を駆逐する。

京極夏彦先生も小説の中で言っています。
科学で解明できない部分に妖怪という名前を付けて、
オカルト(秘されたもの)という箱に入れているそうです。
科学で解明されてしまった時点で、
妖怪はオカルトという箱から出され、妖怪は妖怪ではなくなる。
京極氏の小説は読めば読む程深いです。

木魅

木魅
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私は京極夏彦先生の小説が大好きです。
そこから、妖怪にも興味を持っていたりします。

このイラストは京極先生も敬愛されている
鳥山石燕著「画図百鬼夜行」の1頁目に描かれている木魅です。

ただ何処からどう見ても「高砂」にしか見えない描き方。
能や掛け軸の題材としても有名な「高砂」ですが、
一体どういった経緯で木魅と結びつけられたのか気になります。。。

八坂の塔

八坂の塔
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「法観寺」通称「八坂の塔」です。
単体で見ても良いのですが、
町並みに馴染むこの塔に愛着があります。

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